ヘルメットの顎紐、緩んでいませんか?

9月1日は防災の日ですので、防災用具を点検する方は多いでしょう。その時に気にしてほしいことの一つが「ヘルメットの顎紐が緩んでいないか」です。

悪い例

例えば、モノタロウのヘルメットの着用例の画像。

www.monotaro.com

画像のお姉さんはヘルメットの顎紐をかなりゆるゆるにして着用しています。しかし、このような着用方法では最悪ヘルメットの意味がなくなってしまいます。

ヘルメットの顎紐が緩んでいると、少しの衝撃でヘルメットが外れ、直後の衝撃を直に受けてしまいます。例えば、複数の物や長尺の物が落下してきた場合や、階段のような凹凸のある箇所で落ちた場合などでは、全ての衝撃を受ける前にヘルメットが外れ、頭部に直接衝撃を受ける可能性があります。

正しい顎紐の付け方

au損保のページによると、「あごとあごひもの間には、人差し指一本が入るほどのあそびを残します。」とのこと。

www.au-sonpo.co.jp

私が建設業にいた時もそのように指導された記憶があります。少し遊びを残しておく程度に顎紐をしめておくことで、ヘルメットが外れにくくなり、複数回の衝撃が来ても頭部を保護してくれます。

 

おわりに

仕事でヘルメットを着用する方には当たり前の話だったとは思いますが、意外にも常識的な知識ではないようです。災害報道でヘルメットを着用した某アナウンサーや、街中で自転車に乗る人など、顎紐がゆるゆる(酷いと顎紐を付けていない)人は多いです。

ヘルメットはただ被るだけでは機能しません。正しく着用して命を守るようにしましょう。