「SiC素子」という表記について

(気さくな挨拶)

 

こんにちんちん!社会人になって低次元な悩みを抱え続けているZweiglinieだよぉ

空元気しないとやってらないクソザコナメクジメンタルだからね、しょうがないね

 

鉄道車両の制御装置で、近年の流行とも言えるのがSiC(炭化ケイ素、シリコンカーバイド)を材料に使用したインバータの適用である。

 

Q.インバータって何?

A.半導体のなんかすごいきじゅちゅでなんかすごい制御が出来たり出来なかったりするナウでヤングなマジヤバイ直流から交流に変換する装置

 

補足:この筆者は電気電子工学科を卒業しているにも関わらず、\SI{50}{\mm}ぐらいしか電気技術を理解していません。要はバカです。誤謬等がありましたらバカでも分かるように、赤ちゃんの肌をバブバブするように、優しく反論してもらえるととても助かります。ああ、赤ちゃんに戻りたい。戻れない。 p.s. 今手元に半導体関係の参考文献がない

 

所謂鉄オタと言われる一太刀では、新型車両や旧型車両の制御機器更新車が登場すると、インバータにSiCが使われるか使われないかが話題の中心になると言っても過言ではないと思いたいぐらい話題になります。知らなかったら覚えてね。

 

Q.SiCって何がすごいの?

A.ここにぜんぶかいてある。次世代の電力社会を担う「SiCパワー半導体」が、鉄道車両用インバーターで実用化 | NEDOプロジェクト実用化ドキュメント

 

Q.読むの面倒くさいんだけど

A.SiCにすると損失が減る。軽くなる。小さくなる。

 

んで、利用者数とか収益とか色々な面で世界一らしい東日本旅客鉄道株式会社の新型車両、E235系にもSiCが使われているんだ。

https://www.jreast.co.jp/press/2018/20180902.pdf

上のリンクは横須賀線への導入計画を発表した時のPDFね。全角数字滅びてくれないかなあ。一番下には旧型車両との比較も乗っているぞ!まあなんて優しい!日付に半角数字と全角数字を混在させる文化滅んでくれないかなあ。よっ世界一!!!!!!!!!!!!!!!!!111111111111111111111111

 

Q.じゃあ旧型車両は何使ってたの?

A.きゅうりのキューちゃんを使ってたよ、旧型車両だけに

 

上のPDFによると旧型車両はIGBT素子を使ってたんだそうで。で、新型車両は…SiC「素子」…?

 

は??????どうしてIGBTとSiCを比較しているの????????バカだから理解できないんですけどぉ?????????????

 

Q.急にどうした

A.IGBTっていうのは絶縁ゲートバイポーラトランジスタInsulated Gate Bipolar Transistor)のこと。半導体は基本p型半導体とn型半導体の組み合わせなのだが、IGBTはその組み合わせの一つ。一方でSiCは材料名で、組み合わせの名前と材料名で比較していることがちゃんちゃらおかしいである。分かりにくく例えるならば、料理名と食材名で比較している同然である。カレーの話をしている時に素晴らしいお米!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんて言わんでしょ?カレーの話だよカレー!本来ならば材料名の比較として、Si素子とSiC素子として表記するべきである。

Q.コイツ本題になったら流暢に喋りだしたな

 

Q.そういや素子ってなによ

A.要は部品みたいな意味。素子(そし)の意味 - goo国語辞書

 

つまりSiC素子というのは、SiC(を使っている)素子という意味である。一方でIGBT素子は、IGBT(という組み合わせの)素子という意味。ね?比較する意味が分からんでしょ?あと部品の話なのに材料の話をするのも違和感あるよね。

 

Q.新しい技術ってのが分かるから別に良くない?

A.不正確でも分かれば良いで済むなら事故なんて起きないさ。先日も異音が発生しているのに「何かあったら止めてくれるだろう」で名古屋まで運転した重大インシデントがあったばかりじゃないか。分かるだろうは誤解を生むんだ。でもこの分かりにくい文章は誤解なく伝わってほしい。

Q.流れるようにブーメランを投げるな

 

SiCとIGBTが比較する起源でも分かれば理解できるかなあと思うものの、面倒なんで調べておりませぬ。誰か調べて。私に教えて。分かりやすく。

 

で、誰から何の説明もなくSiC素子という表記は鉄道会社や鉄ウォータに限らず、果てはインバータを製造しているメーカまで使い始めている。なんなんだこれは。

 

んでんで、他に懸念していることとしては以下のことがある。もう書くのが面倒になってきたから箇条書きするにゃん。

  1. 半導体技術を新たに学習する人の壁になる
  2. デマの流布
  3. 新たな材料名から存在しない素子名が生まれる
  4. 半導体技術を新たに学習する人の壁になる
  5. 以下省略

まだまだ鉄道車両用に製品化されていない半導体の素材はあるんで、登場するたびに素子素子言っているようだと、学習者を阻止阻止するんじゃないかと心配しているんですよね。例えば究極の半導体素材なんて言われるダイヤモンドを、ダイヤモンド素子(化学式だとC素子?)なんて存在しない物を作りだしそうで怖いんですよ。

 

さてさて、もう書くのが面倒になってきた億劫億劫…億劫がおっぱいになったらいいのに…

IGBTとSiCの比較なんて意味が分からないよな!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ^^^~~~~~~~~~~~」という文章でしたとさ。おしり。

 

補遺1:SiCは炭化ケイ素の化学式のため、大文字と小文字は区別される。sicやSicの表記は不正確である。